インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブ――。
南アジアの都市は、多様な文化と急成長する都市圏が共存するエリアです。
都市ごとに雰囲気や生活スタイルが大きく異なり、カラフルな街並みやマーケット、独特の食文化、祭りや伝統行事など、旅や学びの対象としても魅力的です。
そんな方に向けて、南アジアの都市の個性をわかりやすくまとめました。
旅行や学びはもちろん、文化理解にも役立つ内容になっています。
南アジアの都市とは?概要と特徴

南アジアは、インド・パキスタン・バングラデシュ・ネパール・スリランカ・ブータン・モルディブから成る、20億人以上が暮らす世界有数の人口集中地域です。
急速な都市化が進む一方で、宗教や伝統文化が色濃く残り、都市ごとに独自の景観と文化が形成されています。
インドやバングラデシュではヒンドゥー教やイスラム文化が、ネパールやスリランカでは仏教が都市景観に反映されており、祭りや建築からも宗教的背景の違いが感じられます。
一方で、都市課題も顕著です。
デリーやダッカでは人口過密やインフラ不足に加え、交通渋滞、工場排出、石炭火力発電などが原因とされる大気汚染が深刻で、世界最悪レベルの都市も存在します。
その一方で、ブータンのティンプーやモルディブのマレは空気が比較的清浄で、自然との共生やリゾート観光を前面に打ち出しています。
経済面では、ムンバイの金融、バンガロールのIT、ダッカの縫製業など、都市ごとに異なる産業機能を担っています。
それでは、南アジアの主要都市の特徴を具体的に見ていきましょう。
インドの主要都市
経済成長と多様な文化が共存するインドは、南アジア最大の国であり、都市ごとにまったく異なる顔を持っています。
デリー|歴史と混沌が交錯するインドの首都

インドの首都ニューデリーを含む広域都市・デリーは、人口約3,000万人を超える巨大都市で、政治・行政・商業の中心地として圧倒的な存在感を放っています。
旧市街(オールドデリー)には、ムガル帝国の壮麗な城塞「レッド・フォート」やインド最大級のモスク「ジャマー・マスジッド」が残り、荘厳な歴史の空気が漂います。

一方、ニューデリーではインド門や大統領官邸など整然としたコロニアル建築が並び、近代国家としての顔を見せます。
世界遺産「フマユーン廟」や「クトゥブ・ミナール」、蓮の花を模した「ロータス寺院」なども人気で、観光資源の豊富さは南アジア都市の中でも屈指です。

チャンドニー・チョーク市場では、スパイス香る屋台料理や雑貨探しも楽しめます。
ただし、冬季の大気汚染は深刻で、PM2.5が基準値の20倍を超える日もあり、交通渋滞も激しく、生活環境としては課題も多い都市です。
それでも、デリーは南アジア都市の多様性とエネルギーを体感できる場所。
混沌の中に人々のたくましさが光る、唯一無二の都市です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★★
- 経済規模:★★★★☆
- 治安:★★☆☆☆
- 観光:★★★★★
- 物価の安さ:★★★★☆
- 住みやすさ:★★☆☆☆
- 大気汚染度:★★★★★(世界最悪レベル)
ムンバイ|経済と文化が交差するインド最大の商業都市

ムンバイは、南アジアの都市の中でも特に経済的影響力が大きく、インド西海岸に位置する人口約2,300万人の巨大都市です。
金融街「ダラル・ストリート」にはボンベイ証券取引所や多国籍企業が集まり、インド経済の中枢として機能しています。
また、映画産業「ボリウッド」の本拠地としても知られ、年間1,000本以上の映画が制作される文化の発信地です。スタジオ見学や撮影現場に遭遇する体験も、ユニークな観光資源となっています。

都市の急成長により、スラムと高層ビルが隣り合う極端なコントラストが生まれ、世界最大級のスラム「ダラヴィ」は観光地化も進み、訪問者数がタージ・マハルを上回る年もありました。

大気汚染はデリーほど深刻ではないものの、交通量や工業活動の影響で空気質は悪化傾向にあります。ムンバイ市は2022年に南アジア初の「気候予算」を導入し、環境対策にも力を入れています。
ムンバイは「夢の都市」とも呼ばれ、混沌の中に希望とエネルギーが満ち、都市の可能性を象徴する場所です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★★
- 経済規模:★★★★★
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★★★☆
- 物価の安さ:★★★☆☆
- 住みやすさ:★★★☆☆
- 大気汚染度:★★★☆☆(大都市としては深刻)
バンガロール|ITと緑が共存するインド南部の先進都市

「インドのシリコンバレー」と呼ばれるバンガロールは、IT企業やスタートアップが集まる先進都市です。
GoogleやAmazonなどの外資系企業に加え、インド発の有力テック企業が集まり、スタートアップの拠点としても急成長を遂げています。
標高約900mに位置するため、南アジア都市の中では珍しく年間を通じて温暖で過ごしやすい気候が魅力。
緑豊かな公園や湖が点在し、「ガーデン・シティ」とも呼ばれるほど自然環境が整っています。

街には英語が飛び交い、カフェやコワーキングスペースでは国際色豊かな雰囲気が漂います。
ただし、都市の急成長により交通渋滞と大気汚染が深刻化。2024年のPM2.5年間平均はWHO基準の6倍に達し、建設ラッシュや車両増加が主な原因とされています。
バンガロールは技術革新と多様性が共存する南アジア都市の象徴であり、インドの未来を感じられる場所です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★☆
- 経済規模:★★★★☆
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★★☆☆
- 物価の安さ:★★★☆☆
- 住みやすさ:★★★★☆
- 大気汚染度:★★★☆☆(中程度だが悪化傾向)
パキスタンの都市
イスラーム文化と南アジアの歴史が交わるパキスタンは、近年経済発展が進む一方で、都市によって生活環境や治安に大きな差があります。
イスラマバード|緑と静けさが調和するパキスタンの首都

イスラマバードは、南アジアの都市の中でも特に計画的に整備された首都で、ヒマラヤ山脈の南麓に広がる緑豊かな環境が特徴です。
政治・行政の中心地として設計され、広い道路とゾーン分けされた街並みが整然としています。
市内には「マルガラ・ヒルズ国立公園」など自然が多く、ハイキングや野鳥観察も楽しめます。
市街地を見下ろす丘には、イスラム美術と現代建築が融合した「ファイサル・モスク」がそびえ、街の象徴となっています。
経済活動は政府機関や教育・サービス業が中心で、商業の喧騒は控えめ。

外国人駐在員や外交官も多く、治安は比較的安定しています。南アジアの生活環境としては、静かで落ち着いた都市のひとつです。
交通量は他の大都市に比べて少なく、空気も比較的清浄ですが、都市化に伴い局所的な汚染が進行しています。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★☆☆
- 経済:★★★☆☆
- 治安:★★★★☆
- 観光:★★★☆☆
- 物価の安さ:★★★☆☆
- 住みやすさ:★★★★☆
- 大気汚染度:★★★☆☆(都市化に伴い局所的な汚染が進行)
カラチ|経済と混沌が交差するパキスタン最大の港湾都市

カラチは、南アジアの都市の中でも最大規模を誇るパキスタンの経済・商業の中心地です。
アラビア海に面した港湾都市として、国内外の貿易・物流の要所となっており、繊維や食品加工などの産業が集積しています。
都市の急成長に伴い、交通渋滞や住宅不足、スラムの拡大といった課題も顕在化しています。

文化面では、多様な民族が共存し、植民地時代の建築やイスラム建築のモスク、活気あるバザールなどが街の魅力を形成。
カラチは、混沌とした都市の中に経済と文化の活力が息づく、パキスタンの可能性と現実が交差する街です。ただし、訪問には治安と空気環境への配慮が必要です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★★
- 経済:★★★★★
- 治安:★★☆☆☆
- 観光:★★★☆☆
- 物価の安さ:★★★★☆
- 住みやすさ:★★☆☆☆
- 大気汚染度:★★★★★(冬季にスモッグが頻発)
バングラデシュの都市
バングラデシュの都市は、首都ダッカを中心に経済・文化・交通の集積が進む一方、地方都市では自然や伝統文化に触れられる環境が残る、多様性のある地域です。
ダッカ|人口密集と経済成長が交錯するバングラデシュの首都

ダッカは、政治・経済・文化の中心地であり、人口2,000万人を超える南アジア屈指の密集都市です。
街には色鮮やかなリキシャと雑踏があふれ、活気と混沌が日常風景を形作っています。
繊維産業が都市経済の柱で、世界的な衣料品輸出拠点として知られています。工場地帯では縫製業が盛んで、国内GDPの大部分を支えています。
文化面では、ムガル時代の要塞「ラールバグ・フォート」やピンク色の宮殿「アーサン・マンジル」、伝統市場「ニューマーケット」などがあり、歴史と生活文化が交差する都市でもあります。

一方で、都市化の急進展により交通渋滞や住宅不足が深刻化。大気汚染は世界最悪レベルで、2025年にはAQIが連日200超となり、健康被害が懸念されています。
治安は比較的安定していますが、混雑エリアでは注意が必要です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★★
- 経済:★★★★☆
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★☆☆☆
- 物価の安さ:★★★★★
- 住みやすさ:★★☆☆☆
- 大気汚染度:★★★★★(AQI200超が常態化)
チッタゴン|産業と港が躍動するバングラデシュの経済拠点

バングラデシュ第二の都市チッタゴンは、アラビア海に面した主要港湾都市で、国際貿易や製造業の拠点です。
繊維、造船、食品加工などの産業が集まり、国内GDPの約12%を支えます。
都市周辺にはフォイズ湖やパテンガ・ビーチなど自然も残り、丘陵地帯では少数民族文化も見られます。
交通渋滞やインフラ不足、大気汚染も課題で、特に港湾・工業地帯周辺の空気質は全国平均を上回り、訪問時は環境面への配慮が必要です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★☆
- 経済:★★★★☆
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★☆☆☆
- 物価の安さ:★★★★☆
- 住みやすさ:★★★☆☆
- 大気汚染度:★★★★☆(工業地帯で悪化が顕著)
スリランカの都市
スリランカの都市は、商業・文化の中心である首都コロンボと、自然や歴史に包まれた地方都市が共存し、都市ごとに異なる景観と文化が広がるコンパクトながらも多様性に富んだ構成となっています。
コロンボ|貿易と多文化が交差するスリランカの港湾都市

コロンボはスリランカ最大の都市で、南アジアの港湾都市として国際貿易と商業の中心地を担っています。
金融・サービス・観光業が経済の柱で、ビジネスや投資の拠点としても重要です。
市内には植民地時代の建築や海沿いの公園、ショッピングモールが点在し、歴史と現代が交差する景観が広がります。

ただし、観光都市としての整備は限定的で、人口密度や交通渋滞、騒音が生活面の課題です。
都市部では排ガスによる大気汚染も見られ、2025年時点では中程度のAQIが継続。訪問には環境面への配慮が必要です。
住宅は高級地から庶民的なエリアまで幅広く、教育・医療インフラも比較的整っています。
食文化は多彩で、スリランカならではのスパイス料理やローカルフードが楽しめます。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★☆
- 経済:★★★★☆
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★★☆☆
- 物価の安さ:★★★★☆
- 住みやすさ:★★★☆☆
- 大気汚染度:★★★☆☆(都市部で排ガスによる汚染あり)
スリジャヤワルダナプラコッテは、スリランカの正式な行政首都であり、国会議事堂などの政治機関が置かれています。
コロンボの南東に隣接し、都市圏の一部として機能していますが、商業や観光の中心ではありません。
街は静かな住宅地が広がり、政治機能に特化した構造を持つため、観光資源や経済活動は限定的です。
そのため、都市紹介ではコロンボを中心に取り上げていますが、行政上の首都はスリジャヤワルダナプラコッテであることにご留意ください。
キャンディ|自然と文化が調和するスリランカの古都

キャンディはスリランカ中部の都市で、古都として世界遺産の寺院や王宮跡が残る歴史的な街です。
観光都市として人気が高く、寺院参拝や伝統舞踊の鑑賞、地元市場での手工芸品探しなどの文化体験を楽しむことができます。
経済は観光業が中心ですが、生活費は比較的安く、落ち着いた暮らしが可能です。
治安は比較的良好で、地元住民との交流も多く、スリランカの伝統文化を身近に体験できます。

また、キャンディは自然に囲まれており、山間の気候は比較的涼しく、大気汚染も少なめです。
地元の市場では新鮮な食材や手工芸品を入手でき、都市の中心地から少し離れれば、静かな生活環境が整っています。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★☆☆
- 経済:★★★☆☆
- 治安:★★★★☆
- 観光:★★★★☆
- 物価の安さ:★★★★☆
- 住みやすさ:★★★★☆
- 大気汚染度:★★☆☆☆(山間部で空気は清浄)
ネパールの都市
ネパールはヒマラヤ山脈に囲まれた内陸国で、首都カトマンズを中心に政治・経済・文化が集約されています。山岳地帯と平地が混在しており、都市ごとに景観や生活環境の違いが大きいのが特徴です。
カトマンズ|歴史と信仰が息づくネパールの首都

ネパールの首都カトマンズは、ヒマラヤの麓に広がる歴史と信仰の都市です。
政治・経済の中心地であると同時に、仏教とヒンドゥー教が共存する宗教都市としても知られています。
市内には世界遺産の寺院や古代建築が点在し、スワヤンブナートの丘からは街と山々を一望できます。
ボダナート・ストゥーパやダルバール広場など、歩くだけで何世紀もの歴史に触れられる街です。
経済は観光とサービス業が中心で、空港や道路の整備も進み、都市機能は徐々に向上しています。

一方で、交通渋滞や騒音、大気汚染は深刻な課題です。
特に冬季にはPM2.5が高騰し、呼吸器疾患のリスクが懸念されています。
古代と現代が交錯するカトマンズは、ネパールの精神と活力を感じることができる都市です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★★☆
- 経済:★★★☆☆
- 治安:★★★☆☆
- 観光:★★★★☆
- 物価の安さ:★★★☆☆
- 住みやすさ:★★★☆☆
- 大気汚染度:★★★★☆(冬季にPM2.5が高騰)
ポカラ|自然とアウトドアが魅力のネパールの観光拠点

ネパール中部に位置するポカラは、ヒマラヤ山脈を望む風光明媚な観光都市です。
標高約800mの盆地に広がり、フェワ湖越しにアンナプルナ連峰を望む絶景は、世界中の旅行者を惹きつけています。
観光業が経済の中心で、トレッキング、パラグライダー、カヤックなどアウトドア活動の拠点として知られています。
特に「アンナプルナ・サーキット」や「プーンヒル」への玄関口としての役割が大きく、長期滞在者も多く訪れます。
街は静かで穏やかな雰囲気があり、人口密度も低め。治安は良好で、日常生活に大きな不安は少ないとされています。
大気汚染もカトマンズに比べて軽度で、山間の清涼な空気が特徴です。

地元の祭りや伝統文化も日常に息づいており、観光だけでなく、ゆったりとした文化体験も楽しめる都市です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★☆☆
- 経済:★★★☆☆
- 治安:★★★★☆
- 観光:★★★★☆
- 物価の安さ:★★★★☆
- 住みやすさ:★★★★☆
- 大気汚染度:★★☆☆☆(山間部で空気は清浄)
ブータンの都市
ブータンはヒマラヤ山脈に抱かれた自然豊かな小国です。
国民総幸福量(GNH)を重視し、生活の質や文化・宗教を大切にしながら、渋滞や大気汚染の少ない小規模な都市と、宗教施設や伝統建築が点在する魅力的な観光地としての顔を併せ持っています。
ティンプー|伝統と静けさが息づくブータンの首都

ティンプーは、伝統と現代が調和する静かな首都として、ブータンの価値観と暮らしを体感できる都市です。
人口約11万人の小都市ながら政治・行政の中心地です。王宮や国会議事堂など主要機関が集まり、街並みは伝統建築を生かした穏やかな景観が特徴です。
信号のない交差点を警官が手信号で誘導する光景は、都市の静けさと文化の融合を象徴しています。
空気は清浄で、2025年のAQIは56.11と南アジアでは非常に良好。交通量も少なく、医療・教育インフラも整っています。
治安は極めて安定しており、夜間の外出も安全とされる数少ない都市です。

観光ではタシチョゾン僧院や巨大なブッダ像などが人気ですが、ブータン政府は「高付加価値・低訪問数」の方針を採用しており、訪問には慎重な計画が必要です。
経済規模は小さいものの、観光と手工芸品が主要な収入源となっています。
都市評価(指標別)
- 人口:★★☆☆☆
- 経済:★★☆☆☆
- 治安:★★★★★
- 観光:★★★★☆
- 物価の安さ:★★★☆☆
- 住みやすさ:★★★★☆
- 大気汚染度:★☆☆☆☆(交通量が少なく清浄)
モルディブの都市
モルディブはインド洋に浮かぶ小さな島国で、リゾート観光が経済の中心です。
首都マレは行政・経済の中心地であり、観光や交通のハブとして重要な役割を持っています。
マレ|海と都市が密接に共存するモルディブの首都

マレはモルディブの首都で、世界でも屈指の人口密度を誇る小都市です。
面積約9㎢の島に住宅や商業施設が密集し、高層建築が海岸線ぎりぎりまで立ち並ぶ独特の景観を形成しています。
ヴェラナ国際空港へのアクセスもマレ経由が基本で、観光の玄関口として機能しています。
経済は観光関連産業が中心で、飲食・宿泊・土産物店が密集。
モルディブ全体のGDPの約3割が観光業に依存しており、マレはその中核を担っています。

治安は比較的安定していますが、人口密度の高さから住宅不足やインフラ負荷が課題です。
空気は海風により清浄ですが、海洋ごみや排水処理は環境面での懸念材料です。
マレは、海と都市が極限まで接近したユニークな首都であり、モルディブの経済と日常が凝縮された場所です。
都市評価(指標別)
- 人口:★★★☆☆
- 経済:★★★☆☆
- 治安:★★★★☆
- 観光:★★★★☆
- 物価の安さ:★★☆☆☆
- 住みやすさ:★★★☆☆
- 大気汚染度:★☆☆☆☆(海風で清浄)
南アジア都市ランキング(主要指標で比較)
ここでは、「治安の良さ」「物価の安さ」「観光魅力度」「英語の通じやすさ」など4つの観点から、南アジアの主要都市を比較します。
ランキングは当サイトが独自に総合判断したものであり、あくまで参考情報としてご覧ください。
治安ランキング
| 順位 | 都市名 | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | ティンプー (ブータン) | 犯罪率が非常に低く、夜間の外出も比較的安全 南アジアでは例外的な治安の良さ |
| 2位 | ポカラ (ネパール) | 静かな環境で、観光客に人気のエリアでは比較的治安が安定している |
| 3位 | キャンディ (スリランカ) | 地元住民との交流が多く、穏やかな雰囲気 観光地としても安全性が高い |
物価の安さランキング
| 順位 | 都市名 | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | ダッカ (バングラデシュ) | 生活必需品は安価だが、輸入品や家賃は上昇傾向 最近は都市中心部の物価上昇が指摘されている |
| 2位 | カラチ (パキスタン) | 南アジアの中でも生活コストが低く、食費・交通費は非常に安価 |
| 3位 | チッタゴン (バングラデシュ) | 港湾都市で経済発展中だが、日常の食費や必需品は安価 家賃は中心部でやや高め |
観光魅力度ランキング
| 順位 | 都市名 | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | カトマンズ (ネパール) | 世界遺産の寺院や古代建築が点在し、文化と自然が融合 観光拠点として国際的評価も高い |
| 2位 | キャンディ (スリランカ) | 仏歯寺や伝統行事、山間の美しい景観が魅力 小規模ながら文化観光資源が豊富。 |
| 3位 | ポカラ (ネパール) | ネパールで最も人気の観光地の一つ ヒマラヤの絶景とアウトドア体験が魅力。自然観光の拠点として人気 |
英語の通じやすさランキング
| 順位 | 都市名 | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | バンガロール (インド) | IT都市として英語普及率が極めて高い。外国人にも対応しやすい環境 |
| 2位 | デリー (インド) | 首都として英語使用率が高く、特に教育・行政・ビジネスで通じやすい |
| 3位 | コロンボ (スリランカ) | 英語教育が普及しており、行政・観光・ビジネスで通じやすい |
まとめ|南アジア都市比較から見える多様性と文化の魅力
南アジアの都市は、人口規模、経済力、治安、観光資源、物価、文化など、都市ごとの個性が際立っています。
インドやパキスタンの大都市は経済的に重要ですが、大気汚染や治安の課題も抱えており、対照的にブータンやモルディブの都市は自然環境や文化の独自性が光ります。
こうした都市を知ることは、観光地選びにとどまらず、歴史や宗教、社会制度の理解にもつながります。
南アジアというとインドの印象が強いかもしれませんが、ネパール、スリランカ、バングラデシュなどにもそれぞれに魅力的で個性的な都市が多数存在しています。
東南アジアや東アジアほど情報が豊富ではなく、アクセスも容易とは言えない地域ですが、それでも今後、人口や経済の面で世界的な存在感を増していくことは確実です。
だからこそ、南アジアの都市の多様性や背景を学んでおくことは、大きな価値につながるはずです。
本記事が、南アジア都市への新たな発見のきっかけとなれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
アジアの都市シリーズ記事はこちらもおすすめです



南アジアについてのこちらの記事もおすすめです








