「東南アジア」は、それぞれの国がどこにあって、どんな特徴があるのか――
意外とすぐには思い出せないことも多いのではないでしょうか?
そんな時、地図を使って視覚的に確認することで、「なるほど、ここにあるのか!」と位置関係や国名が頭に入りやすくなります。
この記事では東南アジアのわかりやすい地図を図解&簡潔な解説で紹介しています。
東南アジアの国々の場所や関係性が視覚的に整理できる構成となっています。
ぜひ東南アジアの地図の理解にお役立てください!
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東南アジアとは?どこを指すの?
東南アジアとは、「アジアの南東部にある11の国」をまとめた呼び方です。
東南アジア11か国 一覧
| 国名 | 首都 |
|---|---|
| タイ (Thailand) | バンコク (Bangkok) |
| ベトナム (Vietnam) | ハノイ (Hanoi) |
| ミャンマー (Myanmar) | ネピドー (Nay Pyi Taw) |
| カンボジア (Cambodia) | プノンペン (Phnom Penh) |
| ラオス (Laos) | ビエンチャン (Vientiane) |
| マレーシア (Malaysia) | クアラルンプール (Kuala Lumpur) |
| シンガポール (Singapore) | シンガポール (Singapore) |
| インドネシア (Indonesia) | ジャカルタ (Jakarta) |
| フィリピン (Philippines) | マニラ (Manila) |
| ブルネイ (Brunei) | バンダルスリブガワン (Bandar Seri Begawan) |
| 東ティモール (Timor-Leste) | ディリ (Dili) |
2025年10月、東ティモールがASEANに正式加盟したことで、東南アジアのすべての国がASEANメンバーとなり、「東南アジア=ASEAN」という構図が名実ともに完成しました。
東南アジアは宗教・言語・文化が非常に多様で、各国が独自のカラーを持っています。
そのため、地図とあわせて位置関係をおさえておくと、ニュースや歴史の理解がぐっと深まります。
東南アジアのわかりやすい地図
ここでは、ニーズ別に3種類の「東南アジアのわかりやすい地図」を順にご紹介します。
ぜひ、目的に合わせてご活用ください。
1. 超シンプルな地図

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2. 都市名入り地図

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3. 自然地形入り地図

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東南アジアの国の位置は「つながり」で見るとわかりやすい
東南アジアの地図を眺めると、いろいろな特徴が見えてきます。
ここでは、いくつかの見方をご紹介します。
地理的に分けると、東南アジアは2つのグループに
東南アジアの地図を眺めてみると見えてくる特徴の一つが、
「陸続きの国々(=半島部)」と「海に囲まれた島国や半島部の国々(=島嶼部)」に大きく分けられるという点です。

- 対象:ベトナム・ラオス・カンボジア・タイ・ミャンマー
- 特徴: インドシナ半島に位置。国境を接し、歴史的・文化的な交流が深い
- 対象:マレーシア・シンガポール・インドネシア・フィリピン・ブルネイ・東ティモール
- 特徴:海によって隔てられているため、民族・言語・文化の多様性が顕著
この区分を意識すると、交通手段・歴史的交流・文化の違いが立体的に見えてきます。
地理的な“まとまり”に目を向けることで、単なる国の場所を超えて、「どんな国同士がつながっているのか」、「なぜ似ている部分と異なる部分があるのか」といった背景がわかってきます。
自然地形から見えるつながり
半島部と島嶼部には、それぞれの地形に根ざした文化や人々の交流の跡があることに気づきます。
たとえば、以下のような自然の特徴が国どうしの「つながり」や「違い」を形づくっています。
川がつなぐ文化圏
メコン川は、中国のチベット高原を源流に、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、そしてベトナムへと流れ、農業や水運を支えています。

その流域では、古くから稲作を中心とした農耕文化が発展し、人々の生活や信仰、食文化にメコン川は大きな役割を果たしてきました。
また、国境を越えて人々や物資が行き交う「生命の大動脈」として、地域全体に共通する文化的なつながりを生み出しています。
メコン川は、東南アジア大陸部のアイデンティティを形づくる重要な要素となっています。
海が結ぶ交易の道
インドネシア、フィリピン、マレーシアの周辺海域は、古くから交易の要所として栄え、地域を結びつけてきました。

この一帯には、マラッカ海峡、スールー海、セレベス海など、重要な海上交通路が集中しており、古代から香辛料、陶磁器、布などの交易が盛んでした。
イスラム商人、中国商人、インド商人らが行き交い、多様な文化が交錯する地域となったのです。
現代でもこれらの海域は、国際貿易や物流の要として重要な役割を果たしており、地域の経済的つながりを支えています。
東南アジアの地図を眺めると、国と国、地域と地域の間にある独自の“まとまり”が浮かび上がってきます。
自然地形を手がかりに東南アジアを読み解くことで、こうしたつながりを発見し、より立体的に東南アジアを理解することができます。
東南アジア各国の特徴ざっくりガイド
地図を見ながら国ごとの特徴もセットで把握しておくと、旅行の計画やニュースの理解にも役立ちます。
ここでは、「東南アジア各国のざっくり特徴」をひと目でわかるようにまとめました。
| ベトナム | 南北に細長く、海と山に恵まれた地形 米づくりと製造業が盛ん フランス統治の影響も |
| タイ | 中部はチャオプラヤ川流域、南部はマレー半島 王室文化と仏教信仰が根付く 製造業と観光業が主要産業 |
| ミャンマー | 山が多く、中央を大河が貫く 天然資源が豊富で、多民族国家 政治情勢が不安定な面も |
| カンボジア | 国土の大部分が平野 メコン川が南北を流れ、農業が基盤 アンコール文明が有名 |
| ラオス | 東南アジア唯一の内陸国 ほとんどが山岳 メコン川沿いに集落が点在し、農業が中心 |
| シンガポール | マレー半島の先端にある都市国家 港湾都市として発展 金融・IT・物流の中心地 |
| マレーシア | マレー半島部とボルネオ島北部に分かれる 熱帯雨林が広がる多民族国家 資源・工業・観光が発展 |
| インドネシア | 世界最大の島嶼国家 火山と地震が多い 人口が多く、イスラム教徒が多数 |
| フィリピン | 約7,000の島から成る群島国家 台風の被害を受けやすい カトリック文化が色濃い |
| ブルネイ | ボルネオ島北西部に位置する 石油と天然ガスが豊富 イスラム国家で政治的に安定 |
| 東ティモール | 山と海に恵まれた若い国(2002年独立) カトリック教徒が多数 ポルトガルの影響が残る |
地図を見て思わず二度見したくなる国境
東南アジアの地図をよく見ると、「え?」と思わず二度見したくなるユニークな場所があります。
その中でも特に注目したい2つの国境を紹介します。
東ティモールの飛び地「オエクシ=アンベノ」
ティモール島は、インドネシア領の西ティモールと、独立国家の東ティモールに分かれています。
そして東ティモールの一部には、「オエクシ=アンベノ」という、インドネシア領(西ティモール)に囲まれた「飛び地」があります。

この特殊な国境線は、16世紀から続くポルトガルとオランダの支配に由来します。
オエクシ地域はポルトガルの影響が強く、オエクシ住民の文化的・経済的な結びつきも深かったため、領土交渉の際に特例として扱われました。
その結果、1914年の国境協定で飛び地として確定しました。
1975年に東ティモールが独立を宣言するもインドネシアに占領され、2002年の正式独立でオエクシ=アンベノも東ティモールの一部となりました。
現在、本土との移動にはインドネシアを経由する必要があり、物流や交通の課題が続いています。
ひとつの国がふたつに分かれている?―ブルネイの分断国土
ブルネイは、ボルネオ島のマレーシア領サラワク州に挟まれるようにして、西側の本土と東側のテンブロン地区という2つの領土に分かれています。

テンブロンは地理的に本国と切り離されており、一見すると飛び地のようですが、南シナ海に面しているため、厳密には「飛び地」ではありません。
ただし、陸路で行き来するにはマレーシアを通過する必要があるなど、分断された国土の特徴を色濃く持っています。
この形になった背景には、19世紀にブルネイがサラワク王国などに領土を割譲した歴史があります。その結果、国土が分断された珍しい国家となったのです。
現在では橋や道路で本土とつながっているものの、国境の存在は今も人々の生活に影響を与えています。
おわりに:地図から見えてくる、東南アジアの奥行き
東南アジアの地図は少し複雑でわかりにくいかもしれませんが、
「東南アジアの国々がどこにあり、どうつながっているのか」
そんなことを考えながら地図を眺めてみると、新たな発見があるかもしれません。
国境の形ひとつをとっても、そこには自然地形、歴史、そして人びとの暮らしが深く関わっています。
この記事が、東南アジアの特徴や地理をより良く理解するきっかけとなれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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