日本も含まれる「東アジア」は、最も身近で、「もう知っている」と感じやすい地域です。
けれど、地図を開いて東アジア全体を見ると、意外と整理できていないことに気づくかもしれません。
など、ニュースや歴史の知識はあっても、位置関係・距離感・地形の連なりは、案外あいまいなことも。
そこで本記事では、東アジアの地図を使いながら改めて整理してみます。
「東アジアを知っている」という感覚を、地図を通して、もう一段深く確かめてみてください。
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東アジアとは?東アジアの範囲を確認
東アジアは、ユーラシア大陸の東端から太平洋沿岸、そしてその沖合の島嶼部までを含む地域です。
具体的には、日本・中国・モンゴル・北朝鮮・韓国・台湾が含まれます。
東アジアの周辺地域との境界
地理的に見た東アジアは、周辺地域との境界が比較的はっきりしています。
この区切りを見ると、東アジアは内陸アジアと海洋アジアの接点に位置していることが分かります。
東アジアのわかりやすい地図(無料ダウンロード可)
ここでは、目的別に3種類の「東アジアのわかりやすい地図」を順にご紹介します。
ぜひ、目的に合わせてご活用ください。
1. シンプルな国名入りの地図
まずは国名入り地図で各国の位置関係を確認してみましょう。

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2. 主要都市入りの地図
東アジアの主要都市が掲載された地図です。
都市の多くが沿岸部に集中していることがわかります。

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3. 自然地形入りの地図
東アジアの自然地形地図からは、内陸の高原・砂漠と、沿岸部の平野がはっきりと分かれ、都市や人口が集まる場所が限られていることが分かります。

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東アジアの地形を地図で理解|大陸・半島・島国の違い

東アジアの地形的な最大の特徴は、短い距離の中で地理条件が急激に切り替わることです。
東アジアの地図を見ると、次のような地形が連続していることが分かります。
この配置そのものが、東アジア各国の特徴にもなっています。
大陸国家の地形|中国・モンゴルに見られる内陸と沿岸の差
中国やモンゴルに代表される大陸国家では、内陸と沿岸で地形条件が大きく異なります。
このため、中国の主要都市は黄河・長江流域や東部沿岸に集中して発展してきました。
大陸国家では、「国土が広い=どこでも人が住める」わけではないという点を、地形から読み解くことができます。
半島国家の地形|朝鮮半島が持つ「つなぎ目」としての位置
朝鮮半島は、大陸と海をつなぐ半島国家特有の地形を持っています。
この地形により、朝鮮半島は大陸文化の影響を受けつつ、同時に海にも開かれた地域となりました。
半島は「中間的な存在」ではなく、大陸と海洋を結ぶ独自の地理タイプであることが分かります。
島国・島嶼の地形|日本・台湾が海に開かれた理由
日本や台湾は、海と切り離せない地形を持つ島国・島嶼です。
このため、日本と台湾では海を通じた交流・移動・文明形成が早くから重要になりました。
そのため、島国・島嶼は大陸の延長ではなく、海洋側に独立した地理世界であることが明確です。
なぜ東アジアは人口が多いのか
東アジアの地図を大陸・半島・島国という視点で整理すると、共通点が見えてきます。
それは、「沿岸部や河川沿いに平野と水がそろい、温帯気候が広がっている」という、人が住みやすい条件が広範囲に重なっていることです。
ただし重要なのは、同じ東アジアでも、地理タイプごとに条件は大きく異なるという点です。
これらの違いは、東アジアの地図を一緒に見ていくと理解しやすいポイントです。
東アジアの国・地域一覧|地図で見る位置と特徴
ここでは、日本・中国・モンゴル・北朝鮮・韓国・台湾の地理上の特徴を、わかりやすくコンパクトにご紹介します。
日本|島国として海に開かれた東アジアの東端

日本は海に囲まれた島国で、国土の多くを山地が占めています。
平野は沿岸部に点在し、都市や人口は海に近い地域へ集中しやすい地形です。
海を通じた交流が地理的に重要な位置にあります。
中国|大陸国家と沿岸部に集中する都市構造
中国は広大な大陸国家で、西部は高原・山地、東部は平野と河川が広がります。
人口と主要都市は黄河・長江流域や東部沿岸に集中しています。
内陸と沿岸の地理差が非常に大きい国です。
モンゴル|草原が広がる完全な内陸国家

モンゴルは東アジアで唯一、海に面しない完全な内陸国家です。
国土の多くは草原や高原で、降水量が少なく平野は限られています。
大陸内部に位置する地理条件が際立っています。
北朝鮮|大陸と海に接する半島北部の位置
北朝鮮は朝鮮半島の北部に位置し、国土の大部分を山地が占めています。
平野は西部沿岸や河川流域に限られ、居住や都市は一部地域に集中しやすい地形です。
日本海と黄海の両方に面し、大陸と海の接点にあたる位置にあります。
韓国|半島南部と沿岸都市が発達した地理
韓国は朝鮮半島の南部に位置し、内陸は山地が多い一方、沿岸部に都市と人口が集中しています。
三方を海に囲まれ、日本・中国と近い距離にあるため、海上交通に恵まれた地理条件を持ちます。
半島国家として、大陸と海洋の影響を同時に受けやすい位置にあります。
台湾|大陸沿岸に近い島嶼と海上交通の要衝

台湾は中国沿岸に近い島嶼で、島の中央を南北に中央山脈が走っています。
平野は主に西側沿岸に分布し、都市と人口もそこに集中しています。
海上交通の要衝となる位置にあります。
文化圏としての東アジア|地図で見る共通性と違い
東アジアは、地形や自然条件を見ると多様な地域です。
大陸・半島・島国が混在し、内陸の草原から沿岸の平野まで、条件は大きく異なります。
東アジアはなぜ「一つの文化圏」として語られるのか
それにも関わらず、東アジアは一つの文化圏として語られることが多い地域でもあります。
それには、次のような共通点があります。
これらの要素が、中国を中心に周辺地域へ広がり、東アジアに一定の文化的まとまりを与えてきました。
農耕と都市文明が発達した地域
東アジアの中でも、漢字文化や儒教思想が強く根づいた中国、朝鮮半島、日本、台湾などは次のような共通点がみられます。
こうした条件がそろった地域では、
が発達し、漢字文化圏と都市文明が重なり合う形で広がっていきました。
草原・遊牧文化が広がった地域|モンゴル高原
一方で、同じ東アジアに属するモンゴルは、
として、東アジアの中でも異なる文化層を形成しています。
モンゴル高原は降水量が少なく、広大な草原が広がる地域です。
この環境では、定住農耕よりも遊牧が適しており、都市よりも移動を前提とした社会構造が発達しました。
これは民族的な違いではなく、草原という地形条件が生み出した文明の違いです。
東アジアは単一の文化圏ではない
このように見ると、東アジアは
という、異なる文化圏が併存する地域であることがわかります。
東アジアは、共通する文化要素が多いことから一つのまとまりとして語られがちですが、地図上では、その内側にある違いと重なりも見えてきます。
まとめ|東アジアは近いのに複雑な地域
東アジアは、日本にとって最も身近な海外地域です。
しかし、東アジアの地図で構造を見ると、非常に複雑な地域であることもわかります。
東アジアは他のアジア地域と比べ、次のような特徴があります。
「一つの文化圏」として語られることの多い東アジアですが、地図を通して見ることで、その内側にある多様性や例外も自然に理解できます。
本記事が、東アジアの地理の理解を深める一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
周辺アジア地域の地理と合わせて比較すれば、ユーラシア全体の構造もより立体的に捉えられます




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