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風水とは何か?アジア各地の風水文化からわかる運気アップ術

風水 アジアの宗教と信仰
アジアの宗教と信仰

日本では、日常的に「風水」を意識して生活しているという人はさほど多くないかもしれません。

ところがアジア全体では、都市設計や建築物、さらに行事に至るまで風水が多く取り入れられ、日常的に風水の考え方に沿った生活が実践されています。

この記事では、アジア各国で風水がいかに生活に息づいているのか、その実態をご紹介します。

この記事を読むことで、アジアでは風水を使った運気アップの方法が様々なところで実践されていることがわかります。

その中から、身近に取り入れられる風水術がみつかるかもしれません。



風水とは?風水の基本概念

風水とは、端的に言うと「風と水をコントロールすることで良い「気」を集めて、最適な環境をつくるための理論」です。

ここでいう「気」とは、天と地の間に満ちている自然界の「エネルギー」や「活力」、あるいは「生命力」のようなものです。

「気」は天からやってきて、天から山へ、山から水辺へ流れていき、良い気が地形を通じて行き渡ることが理想です。

風は気を散らし、水は気を集める性質があるため、風と水を操り、良い気を集める必要があるのです。

そうしてつくられた良い環境が人の内面にも影響を及ぼすと考えられています。

さて、そんな風水はアジア各国でどのように実践されているのでしょうか。アジアの風水事情をみていきましょう。

中国の風水

紫禁城

古代の秦の時代には、風水の「気」の考えはすでに実践されており、次の3要素は良い土地を選ぶ際の必須条件でした。

  1. 気の源である「天」
  2. 気を集める「水」
  3. それを受ける「地」

風水の世界観を最初に都市に実践したのが、秦の始皇帝です。

始皇帝は当時の風水論を自らの理論によって確立させ、都城や宮殿、始皇帝陵も、始皇帝の考える風水観に基づいてつくられました。

また、明・清が都城をかまえた北京は、良い風水の条件の揃った立地でした。

北に山脈、南に大平原、西に山脈、東に海という要素が風水的に完璧だったのです。

明の時代に建てられた紫禁城は、当時は周りに山も川もなかったため、なんと北側に山を築き、西南には河川を開いて、風水的に良い環境に人工的に変えてしまいました。

紫禁城内部も良い気が集まるような構造に考え尽くされています。

後に清の時代(1644年~1912年)になっても、歴代の皇帝達は紫禁城に住み続け、そこで政治を執り行っていました。

韓国の風水

韓国は中国からの影響が大きく、風水は政治にも用いられてきました。

韓国の首都ソウルは風水思想にもとづいて造られた都市です。

朝鮮王朝の成立時に、それまでの王朝があった開城から、風水的に運気が良い場所であるソウルに遷都されました。

当時、山と川に囲まれた自然豊かな場所だったソウルは、風水的に最高の場所でした。

ソウルは北側に力強く高い山(北岳山)があり、南には美しい川(漢江)が流れ、東は尾根、西は小高い山に囲まれています。

これはまさに、良い「気」が流れて、それを集めている地形なのです。韓国の名家の家は同じような立地条件の場所に建てられることがよくあります。

韓国の歴史ドラマにも風水をテーマにしたものがいくつかありますが、それほど韓国は歴史的にも風水が重視されていました。

ただ、中国に比べると国土の小さい朝鮮半島では、都市や住宅を立てる際にいつも風水的に良い場所を選べるとは限りません。そうした部分の凶相を補うように、日常生活では方角や日取りの吉凶を占ったりする実践的な風水も取り入れられてきました。

沖縄の風水

シーサー

琉球王国時代の17世紀、琉球王国から中国へ留学した人物が琉球王国に風水を伝えたとされます。

しかし、風水発祥の中国と琉球王国とでは地勢がかなり異なっていたため、海に囲まれた琉球王国の地形や風土に合わせてアレンジされた「琉球風水」というものが生まれました。

琉球風水の特徴:

  • 空間的・精神的に「ゆとり」が大事

琉球風水で重視されているのは、ゆとり。空間的にゆとりがあり、家や道に十分な間隔がある方が良い「気」がスムーズに循環するため開運につながります。さらに、精神的にもゆとりを持つことで、いい気が入ってきやすくなるとも考えられています。沖縄の人たちのおおらかな気質にも合致した考え方です。

  • 心地良さ

自分自身の心地良さを重視します。いくら風水的に良いとされることでも、本人が心地良さを感じないのであれば実践する必要はないと考えられています。

  • 自然との調和

人は環境からの様々な影響を受けているため、自然のエネルギー(良い気、悪い気)を自分で感じとれるようになることも大切です。琉球風水の「空間的・精神的ゆとり」や「心地よさ重視」を取り入れた風水を実践していくことで、現代生活で鈍っていた五感が磨かれて、自然が発するエネルギーも敏感に感じ取れるようになるとされます。

タイの風水

タイには中国から移住した中国系タイ人(華人)が多くいます。

タイの歴代王朝で重要な役目を担った華人も多く、また現在はタイ経済において華人系の存在感はとても大きいです。

彼らの影響から、タイでも都市づくりやビジネスで風水が大いに活用されています。

たとえばタイの首都バンコクは、ゆったりした水のエネルギーに守られており、風水的にとても良い構造の都市です。

バンコクは、西にゆったりとうねるチャオプラヤー川が流れ、さらに南側には海が開けています。これだけでも風水的には良いのですが、さらに東側に運河を掘り、北には都を守るお寺の仏塔を立てて、気を活性化させています。

また、華人がトップをつとめる企業にはたいてい専属の風水師がおり、毎年旧正月を迎える頃に風水にもとづいて社内のインテリアを一新したり、会社の重要な決断をする際には必ず風水師のアドバイスを取り入れたりするなど、ビジネスで風水が大いに活用されています。

実はバンコクの大型ショッピングモールや複合施設は、その多くが華人資本です。施設のデザインや立地、内装には至るところに風水の要素が散りばめられています。

シンガポールの風水

Singapore

国民の7割以上が中国系であるシンガポールは「風水都市」といわれるほど、ありとあらゆる建物が風水に基づいています。シンガポールは政府によって風水は都市計画にも取り入れられています。

風水において「水」は良い気を集めるとても重要な要素なのですが、シンガポールの有名な建築物の多くは、水が関係しています。

たとえば海に面したマリーナベイ地区には、マリーナベイサンズ、観覧車のシンガポールフライヤー、マーライオンなど主要な観光名所が集まっています。

マリーナベイサンズは屋上に巨大プールを有し、マーライオンは口から水を出していますね。

他にも、オフィス街にある「サンテックシティ」という大型複合施設には、「富の泉」という輪の形をした巨大な噴水があります。

富の泉

内側に水が流れる珍しいタイプのこの噴水は、まさに風水で理想的とされる、「良い気を集めて呼び込む」ことができる構造となっており、多くの人が訪れるパワースポットです。

マレーシアの風水

マレーシアでも都市設計や有名な建築物に風水思想が取り入れられています。

マレーシアの象徴的な建築物であるペトロナスツインタワーの足元には、KLCCパークという噴水や水場や木々の茂るグリーンエリアもあるのですが、これは風水的にとても良い空間デザインです。

また、マレーシアの行政の中心地はプトラジャヤという場所にありますが、行政機能移転の計画段階から、風水を活かした都市づくりが進められました。「ガーデンシティ・インテリジェントシティ」をテーマにして建設され、プトラジャヤの38%が緑地として保存されています。

また、マレーシアに多くいるプラナカン達の住宅は、風水を大いに取り入れたデザインのものが多いといえます。中でも「ブルーマンション」の愛称もあるチョン・ファッ・ツィー・マンションは、パワースポットとしても有名です。19世紀末のプラナカン大富豪の邸宅だった建物で、現在はホテルとして営業しています。

ブルーマンション

他にもマレーシアでは風水を優先し、わざわざ入店に不便な構造にするショッピングセンターもあるなど、至る所で風水に基づいた都市づくりが見て取れます。

ちなみに風水師として世界的に有名なリリアン・トゥー師もマレーシア出身です。

ベトナムの風水

フエ王宮

ベトナムは中国からあらゆる要素がもたらされてきましたが、仏教や漢字文化とともに風水もベトナムに浸透しています。

ベトナム最後の王朝、阮(グェン)朝の首都フエ王宮は、風水にそって建てられました。建物は南向きに建てられ、あちこちに「気」の象徴とされる龍が配されています。

ベトナムが数々の他国からの侵攻を防ぐことができたのは風水のおかげだと、多くのベトナム人は考えています。

現代でも、家を建築する際には風水が重視されます。家の設計の打ち合わせに風水師が同席することも珍しくなく、家の方角、各部屋の位置、扉の幅、階段の段数の数字などが風水的に良いものかどうかを助言します。

若い世代は形式的な風水にこだわることはなくなりつつありますが、携帯番号を運気のいい番号にする、部屋にグリーンを置く、天然石のネックレスを身につける…など、日常生活に取り入れやすい風水を気軽に取り入れています。

日本の風水

以上のように風水が生活に息づいているアジア各国に比べて、沖縄以外の日本で風水がそこまで浸透していないのはなぜなのでしょうか?

日本にも古来から風水は伝わり、平安京をはじめとする都づくりに用いられてきました。

しかし、日本の風水は、中国の風水とは異なる形に「修正されて」取り入れられました。

その理由は、日本の伝統的な信仰と風水には必ずしも一致しない点があったからです。

中国にはもともと天への信仰があり、天から来る気を信仰する風水が生まれました。

一方、日本は伝統的に天への信仰はありませんでした。代わりに、土、山、樹木、川、滝など大地に由来するものに神が宿るとする自然信仰がありました。実際、日本の神社のほとんどは自然信仰にもとづいています。

そのため風水の理論そのままの形では日本になじまず、日本の伝統的な信仰と共存させた形に修正したり、風水の一部の理論のみを取り入れたりしながら、平安時代以降に日本独自の風水観が形成されていきました。

たとえば、「四神相応」の理論。

四神相応は、東西南北それぞれに四種の神(青竜・白虎・朱雀・玄武)をおき、川、道、沢、山の地勢を組み合わせるというものです。

もともと地と水を重視する日本の伝統的な地相観では、背後に山、前方に川があるところは「大地の神々が宿る場所」とされ、多くの神社がそうした立地になっています(出雲大社、伊勢神宮など)。平安京も、背後に山、前方に川がありました。

四神相応は、こうしたもともとの日本の地相観のベースの上に取り入れることが容易だったため、平安時代以降、主に陰陽師たちにより風水の四神相応の考えが広まっていきました。

平安京、鎌倉、江戸などの日本の政権所在地は四神相応が基本原理になっています。

四神相応のほかにも日本国内で風水という名称で行なわれている占いの多くは、風水そのものというよりも、家相術や九星気学などをアレンジしたものであることが多いです。

まとめ

アジアでは風水が日常に深く浸透しており、建築物や日常生活に風水を取り入れるのはもはや当たり前ともいえます。

私たちがよく知るアジアの建築物も、実は風水に由来するものだったということはよくあります。

中国と陸続きの韓国やベトナムには中国から直接風水が伝わり、東南アジアでは主に現地の中国系住民を中心に風水が広まり浸透してゆきました。

一方、日本では伝統的に大地を讃える自然信仰があったことから、風水は他のアジアの国ほどは浸透していません。

ただそうした違いはあれど、目に見えないものに対する畏怖の念、あるいは「大いなる力」を信じる心は共通しているようです。

アジア各国の風水を使った運気アップ術を是非参考にしてみてください。



参考文献

  • 諏訪春雄『日本の風水』KADOKAWA. 2018
  • リチャード・クレイトモア『風水 気と古代風景学の秘密』創元社. 2013
  • シウマ『シウマさんの琉球風水開運術!』KADOKAWA. 2021
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