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東ティモール映画のおすすめ5作品を紹介!

timor leste movies 映画で学ぶアジア
映画で学ぶアジア

この記事では、東ティモールのおすすめ映画を合わせて5本ご紹介します。

東ティモールの映画はまだ本数も少なく、観ることができる機会も限られています。

しかし東ティモール映画からは、同国が経験した壮絶な歴史や、東ティモール独特の価値観など、多くのことを学ぶことができます。

「東ティモール映画が観たい!」と思ったら、本記事で紹介している東ティモール映画を参考にしてみてください。

尚、本記事で紹介する「東ティモール映画」とは、製作国が東ティモールの作品だけでなく、製作国にかかわらず東ティモールを主な舞台としている作品も含みます。

映画でよく描かれるテーマ:
独立運動、植民地支配、暴力と紛争、民族問題、貧困、女性の地位、国際社会の介入と支援など

尚、東南アジアの映画事情についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。



ベアトリスの戦争

  • 原題:A Guerra da Beatriz/Beatriz’s War
  • 製作年:2013年
  • 製作国:東ティモール、オーストラリア
  • 監督:ルイギ・アキスト、ベティ・レイス

女性から見た東ティモール紛争を描いた作品。共同監督のベティ・レイスは東ティモール人で、本作は東ティモール初の長編映画でもあります。

若くして結婚したベアトリスとトマスですが、インドネシア軍による占領中にトマスは行方不明となってしまいます。16年後、突如トマスは帰還しますが、全く雰囲気が異なるその男性は果たして本当にトマスなのか・・。ベアトリスは違和感を拭えず、真実を知ろうとします。

作品の前半では、インドネシアによる侵攻・占領時代の数々の苦難が非常に具体的に描写され、実際に起こった事件にもとづいたシーンも含まれています。

生き残るために女性達が取った苦渋の決断はとても悲しく衝撃的ですが、強く生きる女性達の姿にはただただ感服します。

バリボ

  • 原題:Balibo
  • 製作年:2009年
  • 製作国:オーストラリア
  • 監督:ロバート・コノリー

1975年、インドネシア軍の東ティモール侵攻を取材していたオーストラリアのテレビクルーら5名がインドネシア軍による銃撃で命を落とした「バリボ5」といわれる事件をもとにつくられたオーストラリア映画です。

5名が亡くなるという異常事態でありながら、この事件への対応が不十分であったり、国際的認知度が低かったことなどが製作の動機となったそうです。

実話に基づいた映画だとわかっているからこそ、銃撃戦の緊迫したシーンでは、彼らが経験したであろう恐怖をリアルに感じます。公開時にインドネシアでは上映禁止となった作品です。



カンタ!ティモール

timor leste children
  • 原題:Canta! Timor
  • 製作年:2012年
  • 製作国:日本
  • 監督:広田奈津子

独立間もない時期の東ティモールを訪れた日本人監督が、そこで見て感じたありのままの東ティモールを率直な感性で捉え、伝えた作品です。

この作品が東ティモールをテーマとする他の海外作品と異なる点は、現地の人々との交流の中で感じた気づきに一つ一つ立ち止まって深く洞察し、彼らの言動の奥にある価値観の本質へと到達している点です。

その本質は、「豊かさ」「魂」「生きる/生かされる」とは何なのか?という根源的な問いを観る者に投げかけます。

自然への畏怖、アニミズム、ワンネス・・・そういった思想を誰もが当たり前のように備え、実践している奇跡のような社会をこの映画の中にみることができます。

『カンタ!ティモール』についてはこちらも記事で詳しく紹介しています。

広田監督によるTEDx Talks

アブドゥルとジョゼ

  • 原題:Abdul & José
  • 製作年:2017年
  • 製作国:東ティモール、インドネシア
  • 監督:ルイギ・アキスト、ルルデス・ピレス

インドネシア占領時代、東ティモールからインドネシアに連れ去られた子供たちは数千人に及んだといわれます。本作は、そんな「盗まれた子供たち」のひとりである男性が、35年後に再び東ティモールに戻り家族と再会するドキュメンタリーです。

しかし、故郷で家族と再会できてもハッピーエンドとはなりません。

35年という長い年月の中で名前も宗教も変わり、言葉も忘れ、さらにインドネシアで家庭を築いているため、今さら故郷の東ティモールへ戻ることも難しい状況です。

なぜ、これまでずっと苦しめられた上に、さらに苦しまなければならないのか。

家族の絆を引き裂き、人生を奪ってしまう「盗まれた子供たち」問題の罪深さに愕然とします。

裸足の夢

children playing with tires
  • 原題:A Barefoot Dream
  • 製作年:2010年
  • 製作国:韓国
  • 監督:キム・テギュン

まだ独立間もない頃の東ティモールへビジネス目的で渡った元サッカー選手の韓国人男性が、ひょんなことから地元少年サッカーのコーチとなり、国際大会に出場するまでを描いた実話に基づく映画です。

実際に2004年に広島で開催されたサッカーの国際大会「リベリーノカップ」にこの東ティモールチームが参加し、優勝しました。 この時日本チームとも対戦しています。

映画の本筋はサッカーの話ですが、独立直後に国内で頻発していた暴動の緊迫した様子なども冒頭に描かれています。

まとめ

東ティモールの映画を5本ご紹介しました。

東ティモール映画はこれまで海外でつくられた作品が多かったのですが、近年では徐々に東ティモール国内でも映画がつくられはじめ、今後は映画を通して東ティモールについて知る機会も増えていくことと思います。

本記事を通して東ティモール映画や東ティモール社会に興味を持っていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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